献血ができない人の条件11個を具体的に紹介/献血の前にチェックしましょう

献血は誰でもできるものではないことをご存じでしょうか。献血することによって体調を崩してしまう可能性がある人、採取した血液にウィルス感染が考えられる人など、献血できない人の条件は複数あります。

この記事では献血ができない条件を具体的に紹介しています。献血を考えられている方は一度確認頂いて、ご自身が献血できるのか確かめてみましょう。

1. 体調不良、発熱、服薬中

献血をされる人の安全を考えて、体調不良、37.5度以上の発熱がある人は献血はできません。また薬を飲んでいる人も同様です。ビタミン剤や、胃腸薬など問題ないものもありますので、事前に確認するのが良いでしょう。

2. 出血をともなう歯科治療を受けた

出血をともなう歯科治療を受けた人は献血はできません。理由は、出血箇所から雑菌などが血中に侵入してしまい菌血症になってしまった可能性があるからです。歯石除去も出血する可能性が高いため同様に献血ができません。

3. 最近、予防接種を受けた

インフルエンザなどの予防接種を受けた人は献血ができません。インフルエンザや日本脳炎などは24時間、おたふくかぜや風疹などは4週間など、予防接種の種類により期間が異なります。長いものでは1年間なので、予防接種を受けた記憶があるかたは事前に確認するのが良いでしょう。

4. 6カ月以内にピアスの穴を開けた

こちらも血液に細菌が感染している可能性があるため、1カ月は献血はできません。また、安全ピンなど医療機関、使い捨て器具を使用していない場合は、B型肝炎・C型肝炎などのウィルス感染の可能性があるため6カ月間はできません。

唇、口腔内、鼻といった粘膜を貫通している場合は期間に関わらずできない可能性があります。

5. 6カ月以内にいれずみをいれた

いれずみをいれるときに肝炎などのウィルスに感染している可能性が懸念されるため、いれずみをいれてから6カ月は献血はできません。

6. 外傷がある

切り傷や擦り傷がある場合も献血をすることができない場合があります。大きさや治り具合によって左右されますので、事前に確認するのが良いでしょう。

7. 動物や人に噛まれた

ペットなどに噛まれた場合、傷が治ってから3カ月間は献血はできません。あまりないとは思いますが、人に噛まれた場合は6カ月間はできません。

また、噛まれた後に狂犬病のワクチンを接種された場合は1年間はできないのでご注意ください。

8. 心臓病など特定の病気にかかったことがある

心臓病やぜんそくなど特定の病気にかかったことがある人は、献血によって体調に悪影響を及ぼす可能性がかんがえられるため献血はできません。また、血液疾患にかかっているかたや、過去に重症貧血にかかったことがある人も同様です。

9. 海外で生活したことがある

海外でのウイルス感染のリスクを減らすために、帰国してから4週間は献血はできません。また、マラリア、シャーガス病などの原虫症の感染を防ぐため、中南米で生まれ育った、生活していた人は6カ月間は献血ができません。他にも条件はあるので、海外旅行にいった、海外で生活していたことがある人は事前に確認するのが良いでしょう。

10. 輸血歴、臓器移植した

過去に輸血、臓器移植したことがある人は輸血ができません。現在の検査では検出できないウィルスなどの感染が否定できないからです。これは、輸血の安全性を考えられてのことです。

11. 妊娠中、授乳中

現在、妊娠されている人、出産・流産後の6カ月以内の人は献血はできません。また出産から1年以内で授乳中の人もできないのでご注意ください。

まとめ

献血をすることができない人の条件を紹介していきました。これらの情報は日本赤十字社のホームページや献血ルームなどで詳しく説明されています。献血したいけど大丈夫かなと不安がある方は事前に問い合わせをするのが良いでしょう。