初めて献血をする際の流れについて

献血は病院ではなく街中にある献血ルームでできます。ショッピングの途中や待ち合わせの時間を使って気軽に献血できますが、初めてで不安を感じることもあるでしょう。そこで初めて献血をする際の流れについて説明します。

献血の流れ

受付を済ませた後に健康状態についての簡単な質問に答えていただきます。回答内容に基づいて問診、血圧測定を行った後にヘモグロビン濃度の測定や血液型の検査を行います。また、成分輸血を希望される場合は血小板数の測定も実施します。一度の採血で済むので何度も針を刺すことはありません。

採血はベッドに横なった状態で行います。採血針を刺す際に少し痛みを感じますが、その後痛みが生じることはありません。献血にかかる時間は全血献血10~15分、成分献血は献血量によって40~90分程度です。献血後は水分補給と休息をとってもらい献血カードを発行して終了となります。

感染症対策は万全

採血する際には細菌が混入しないように針を刺す部分の皮膚の消毒を徹底しています。ヨード過敏症の方などは消毒液を変更して対応させていただきます。採血針や採血バッグは新しいものを使用しているため、献血によってウイルスなどが感染する心配はありません。また、住所や氏名などの個人情報は厳重に管理しているため外部に流失することはありません。

献血ができない場合

献血を希望されても状況によっては献血を遠慮していだくこともあります。当日体調不良や発熱、服薬中の方は献血ができません。また、出欠を伴う歯科治療や一定期間内に予防接種を受けた方も献血を遠慮していただきます。

そのほか、6ヵ月以内にピアスの穴を開けたり、刺青を入れたりした方も献血できません。また、特定の病気や輸血歴がある方なども遠慮したいだくことになります。そのほかにもさまざまな条件がありますので事前説明や質問の際に確認していだくようにお願いしております。

妊娠、授乳中の方も献血できません

健康面に問題がなくても妊娠中の方や出産、流産から6ヵ月を経過していない女性は献血することができません。また、出産後1年以内で授乳中の方も遠慮いただいています。妊娠の可能性が考えられる際には献血を控えていただいた方がいいでしょう。

まとめ

献血は病院に行かなくても街中で気軽にでき、全血献血であれば長くても15分程度で終わります。簡単な問診や検査だけで体への負担もほとんどありません。献血の流れを知っていただきぜひご協力ください。